
わたしが玉の輿に乗ることが出来た理由は、正直わかりません。なぜか分からないけれど、裕福な男性に好かれることが多かったのです。
わたしの方はそんなつもりが無かったのですが。どうもお嬢様の雰囲気があったようなのです。
主人は家と土地を所有しており、結婚の際に貸しアパートも持っていることが分かりました。某有名大学卒で歴史好き。長年安定的サラリーマンとして勤めております。もう20年になりますが未だにショートメールを欠かさず「愛しているよ」を毎日言ってくれるのです。
彼とは、図書館で資料探しをしているときに、彼が手伝ってくれたことがきっかけでお付き合いが始まりました。よろしければ、わたしの話を読んでみてくださいね。
高校卒業と同時に結婚 | 玉の輿なんて
私は24歳迄奈良県奈良市で育ちましたが、はっきり言って奈良に住んでいた時はあまりモテた経験がありませんでした。
わたしが通っていた女子高は高校をあげて玉の輿に乗るぞ!という感じで…要するに先生方も「さぁ!皆も頑張って玉の輿にのりましょう!」というノリでした。
私の一級上に玉の輿にのった玉の輿伝説の先輩がいました。その話題の先輩ですが、おなじクラスで同級生だった友達が妹であったため、友達に玉の輿先輩の写真を見せてもらったことがあります。綺麗とか可愛いとか、ではなくて…ふつうでした。
ふつうの真面目そうなどこにでもいる女の子。
先生方の話しでは、玉の輿先輩はとても真面目で片道2時間かけて毎日通勤をしていたとか。髪型はショートカット、ぽっちゃりタイプで赤ら顔の努力家で。学園祭の時に男性に見初められて卒業と同時に18歳で結婚したのよ~と、先生方うっとりと話すのを聞いていた私達は「18で結婚!キモ~い」と言っていたものです。先生方には睨まれた記憶があります。
同級生の中には、その先輩に憧れて入学した子もいて、とにかく「女の幸せは玉の輿」というような事をふつうに話しているような女子高でした。
そんな環境にいても、まだ10代だった私は、他人の財産目当ての玉の輿にはなんのロマンスも感じられない、それが本音でした。
お金持ちにモテるポイント
私がモテ始めたのは23歳ぐらいからでして、就職した会社の本社が東京にあったために奈良から東京に行く機会ができた頃でした。
関西人には全くモテませんでしたが、関東ではなぜかモテました。
大人しかったわたしは、「おっとりしていないよね~こっち(東京)には。」とかよく言われることが多かった。関西人には「あんたテンポ悪いな」と嫌がられた私でしたが、なぜか東京の、しかもお金持ちにウケが良かったんです。謙虚で控えめ、大人しそうでミステリアス。そんな印象を持たれたみたいなんです。
たとえば、エレベーターで一緒になっただけのお医者さんにすごく口説かれたり…別に物欲しそうにしているわけでもないのに名刺をたくさんもらったり…。
「これ、連絡したらどうなるんだろう?」「なんであんなにぐいぐい迫られたんだろう…」とか、まるでお医者と結婚すれば、すごく幸せになれるみたいな事をなぜあんなに言われるのか。「お人形さんみたいですね~」と言われ舐めるように見られたり。
関西人はわりとハデ好みというか、はっきりしたキツい感じの顔立ちの美人が人気があるようで。「大人しそう」な私は関西人には全くウケませんでした。でも東京ではどうもこの「大人しくて地味」なムードがケタの違うお金持ちには好かれるように感じました。
控えめで大人しい感じがムラムラくるというか…なんでもおごってやりたくなるらしいです。
一番戸惑ったのは、すごく厳しい表情で「そんな事ではいけない、僕とまっとうな生き方をしないか」なんて言われたことでした。玉の輿というより息苦しさのほうを感じてしまいました。(某大病院の独身の先生~イケメン)
謙虚で控えめ、大人しそうがモテるポイント
なぜお金持ちやエリートの男性の多くは、女性、特に幼い雰囲気のタイプをスポイルしたがるのでしょうか?
私は年齢よりいつもかなり若く見られますが、若く美しい、という事ではないのです。ポイントは「大人しくて控えめ…ミステリアス」がどうも魅力的に映るようです。
これは特徴的ではないかと思いますが高学歴だったり高収入の男性ほどそうなんです。
美人で頭が良くて明るくて面白い女性ではなくて「謙虚で控えめ、大人しそう」これだけなんです!
出会いは文化的な場所で
出会いは相手の趣味に関係ある知的なパワースポット
このようなお金持ちであったり、高学歴のウィットに富んだエリートの男性との出会いは文化的な場が多いと思います。
高級ホテルのワイン講座、パーティー、チャリティオークション会場、図書館…意外と歴史関係の観光地などです。
では玉の輿にのりやすい女性の魅力とは美貌でも知性でもユーモアのセンスでも社会的に成功している訳でも経済力でもなく、もしかしたらそれは相手にどうしようもなく…「足長おじさん」的な気分にさせてしまうような。儚げさが最も魅力的に見えるという事ではないかと思いました。
それは少しでも計算高さが感じられない、要するに作られた幼さではなくて
「人の経済力をあてにしては幸せにはなりにくい」をしっかりわかった上でロマンスを求めるところに惹かれるのではないかと思います。