
私が結婚できた理由は、完璧な理想の男性像を結婚相手に求めることを辞めたからです。
結婚相手は31歳の会社員。
- 私より給料が10万くらい低く
- 甲斐性もなし。
- その割りに「こだわり」が強く、趣味の古着や自転車にお金をかけるような浪費癖あり。
- 優柔不断で自分の意見もあまり言いません。
わたしが思い描いてきた理想の男性像とは、かけ離れている男性なのです。
でも、結婚相手の彼は、
- 私の意見や価値観に合わせてくれます。
- 私の思い通りの好きなようにさせてくれます。
- なので、私は気を遣うことはありません。
結婚相手の彼と一緒に居ると、自分が自分らしく居られるのです。
結婚相手との出会い
あれは23歳頃からだったでしょうか。自分の周り女の子達が結婚し始めた「第一次結婚ブーム」。
私も結婚式に強い憧れもあったので「早く自分も…」「理想の男性と結婚したい」と結婚を思い続けていました。
しかし、23歳当時付き合っていた男性には『浮気』されてしまった。
次に付き合った男性には付き合い始めると『放置』された。釣った魚には餌をやらないということだったのか?付き合う前には頻繁に連絡があったにも関わらずです。
直近の元彼にも『浮気』されてしまう始末です。しかもこの元彼は浮気相手を妊娠させてしまい、そのまま結婚…
散々な恋愛を繰り返してきました。
やさぐれつつも、合コンや婚活パーティーなどの場にも参加し、総勢50人以上の男性と接触をはかってみたのです。その結果…、ついに婚活パーティーで、一見なんの魅力もなさそうな「普通の男性」を発見!
普通のなんてことはない男性だけど、いい人だっとので、彼を自分の理想の男性につくりあげようと思ったのです。
この彼と30歳までには結婚し、子どもを一人は産んでいたいという目標がありました。27歳だった自分は、30歳までに結婚するぞ!という計画が破綻してしまうと焦ってもいたのです。
結婚相手に求める理想像を思い描いてみた
理想の男性に作り上げよう!と思い、まず自分が求める人の理想を紙に書き出しました。
- 優しい人、
- 一途な人、
- 思いやりのある人
次から次へと自分の頭に浮かび、その項目は30個以上になりました。
でも30項目全てに該当する理想の男性とは出会ったこともないし…、
結婚相手に求める理想の男性像の「重要項目」として、私は、ドラえもんに出てくる「ジャイアン」のような男らしい引っ張ってくれるような人を求めていました。

でもよく考えると、私は我の強い性格だから「ジャイアン」のような男性とは喧嘩ばかりで、相性が合わないことに気付きました。
「のびた」のように頼りなさそな男性でも、ありのままの自分を受け入れてくれて、自分の思い通りにさせてくれる男性こそが私の伴侶となる人だということに気付いたです。
『婚活パーティー』で出会った男性は、まさに「のび太」タイプの人で、自分の思い通りにさせてくれる人。
でも、この男性は先ほどの理想条件には10個ほどしか当てはまりません。
学生時代の私ならばこのような男性にはあまり関心はありませんが、結婚がかかっているともなると、人材をより好みもしていられなくもなりました。
のび太タイプの男性は、積極的デートにも誘ってくれないため、何故私が主体的にならないといけないのかという思いも正直ありました。でも、自分の感情は抑えて自分から連絡を取りデートの約束もしました。
私からのアプローチ攻勢もあって、のび太タイプの男性とは次第に仲良くなり距離感も縮まって。
仲良くなると男性も心を開くようになり、男性からも連絡が来るようになりました。
この男性とは、仕事で疲れ果てたあとのノンビリ時間に、電話でよくお話をしました。
彼は特別良いアドバイスや返事はくれませんでしたが、ただ話を聴いてくれる男性がいるということだけでも、精神的にも嬉しいものでした。
その男性との距離が縮まるにつれて、次第に「普通の人」である彼と一緒にいることで、ホッとできている自分に気が付くことができたのです。
この男性は、私の意見や価値観を一切否定することなく「そうだね」と受け入れてくれるます。だから、私も彼に気を遣うことがなくなり、ありのままの自分を見せることが出来るようになりました。
生涯の伴侶に選ぶ結婚相手は「自分が自分らしく居られること」が出来る男性が絶対に良いということに気が付いたのです。自分を見つめなおしてみた結果でした。
結婚相手には、理想の男性像ばかりを求めるのではなく、自分の発想を変えることも時には重要です。
結婚相手に求める理想像と自分のこと
相手に求める項目を書き出した際に、相手に求める理想はたくさんあるのに、自分がアピール出来るポイントがないということに気付いてしまいました。
男性もやはり結婚する女性像には理想があるでしょう。
結婚相手の男性に胸を張って自分をアピール出来ることを増やせるよう努力したのです。
- 料理教室へ通ったり、
- ファッション雑誌などを参考に綺麗に見える服の着こなしなど。
自分なりの努力をしてみたのです。
たった一人の好きになった結婚したい男性に好かれるということが、実はとても難しいことを痛感しました。
もう一度結婚できるとしたら?
当初は出来れば専業主婦になりたいという思いから高収入の男性を求めていましたが、共働きでも良いと妥協しました。
現在私もフルタイムで働いていますが、やはり将来子どもがいる生活も考えると貯蓄はあるに越したことはありません。
主人は私よりも月給が月10万以上低いため、むしろ私が生活を支えていると言っても過言ではありません。
やはり生活する上でお金は大事です。
もしももう一度チャンスがあれば、
- もう少し給料が良い男性や
- 出世の見込みがある男性、
- 浪費癖がなく貯金がある男性
とやり直ししたいです。
出会ったばかりの頃に、男性にお金の話をすることを男性が嫌がると思いますので、それとなく会話の中から経済事情を引き出したいです。
理想の男性と結婚したい!
私が結婚出来たのは、自分が求める結婚相手に対して、完璧な理想像を求めることを辞めたことです。
私が結婚した相手は甲斐性もなく、自分の意見もあまりない頼りのない男性です。
理想が高い女性からすると、このようなタイプは結婚相手から除外の対象でしょう。
でも、理想に当てはまらないからすぐに除外!ではなく、結婚相手をオーダーメイドするような気持ちで接するのも良いと思うのです。
結婚相手への不満は確かにありますが、毎日楽しい生活を送っています。